東京都
危機管理監
首都東京の危機管理
~2020年セーフシティ実現へ向けた取り組み~
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を2年後に控え、首都東京を訪れる観光客や訪日外国人はますます増加している。一方で、いつ発生してもおかしくない首都直下地震、火山噴火、激甚化する台風や豪雨による土砂災害等の気象災害、そして世界各国で頻発するテロや横行するサイバー攻撃など、我々を取り巻くリスクは予測不可能に多様化している。本シンポジウムでは、東京都の「セーフ シティ東京防災プラン」の最新の進捗状況を紹介することを中心に、オリンピック・パラリンピックの開催年「2020」を見据え、多くの人が集まる大都市における防災・減災の見える化、誰にもわかりやすい周知を図るための取り組みについて、「訪日外国人」や「女性視点」などをキーワードに議論する。多様化する危機に対して、想定される状況と危機発生時に起こすべき行動の両方を予め理解することで、一人ひとりが何をするべきか、何ができるのかを整理し、あらためて自助・共助の重要さを考える一助としたい。